こんにちは、ゆたわみわーくです。
今回は男心をくすぐる腕時計のご紹介です。
「最強」、男性であればほとんどの方がこの言葉に惹かれるものと思います。
最強の剣、最強の鎧、最強の戦士…と数々の最強がある中の、今回紹介するVictorinox(ヴィクトリノックス)のI.N.O.Xは、最強の腕時計になります。
その腕時計ってそうとうイカツイデザインの腕時計なんだろう…と想像されるのは当然のこと。
最強には憧れるけど、イカツイのはちょっとな…と思われる方は多いかも知れません。
しかしI.N.O.Xは違います。
まずは次の公式ビデオをご覧ください。
いかがですか?
既に説明の必要がないと思われる方もいるかもしれません。
頑強ながら漂わせるエレガントな雰囲気を感じ十分にとってもらえたかもしれません。
ズッシリとした重量を見せながらも、艶消しと光沢を組み合わせたデザインにエレガントさを感じます。
さて、前置きが少し長くなりましたが、今回はこのVictorinoxのI.N.O.Xについてご紹介させていただきたいと思います。
【最強×エレガント】男心をくすぐる腕時計I.N.O.Xシリーズ
ではI.N.O.Xの見た目のみではない最強たる所以を知るために、まずはVictorinoxという会社について少し知りましょう。
Victorinoxについて
今となってはカバンや香水まで出している会社ですが、Victorinoxは創業以来マルチツール(十徳ナイフ)、そして創業の頃から包丁を作り続ける金属加工を得意とするブランドになります。
1884年に創業し、1989年より時計事業に参入しました。
今回紹介する腕時計の名前でもある「inox」はステンレススチールの国際的名称な名称であり、その名は社名にも利用されています。
Victorinoxは創業者カール・エルズナーとその母親であるビクトリアが開いた工房が始まりで、その社名は1921年に母ビクトリアの名前とinoxを一つに組み合わせて名付けられました。
その社名にも金属を含む会社、このようにVIctorinoxは100年以上の歴史を持つ金属を扱うことに長けた会社であり、その高い鋳造・加工技術が強さとセンスが発揮された腕時計がI.N.O.Xになります。
I.N.O.Xが最強の理由
Victorinoxという会社について理解いただいたうえで改めてI.N.O.Xをご覧いただくと、それだけでその名前とステンレススチールのボディに込められたこだわりを感じる事ができるのではないでしょうか。
しかしこだわりはそれだけではありません。
なんとI.N.O.Xは最強であるために130もの様々な耐久テストを実施しているのです。
130って、、とんでもない数ですよね。
どのような内容かというとそれは…
- 高さ10mからコンクリートへの自然落下衝撃テスト
- 64トンの戦車に轢かせる耐圧テスト
- 砂嵐の中や洗濯機の中でのおよそ2時間の耐砂塵、耐防水テスト
- -51°Cの冷却状態から+71°Cまで熱する耐熱耐寒テスト
- 12Gでの加減速による耐加重テスト
- ガソリン、溶剤、洗剤や殺虫剤などの化学薬品による耐腐食テスト
etc
このような過酷な試験に耐えうる時計を生み出すために、Victorinoxは4年の試行錯誤と3年の開発期間を要し、421もの試作品を作っています。
さらに試験には6ヶ月を費やしました。
高さ10mからの落下に耐え、64トンの戦車に弾かれても耐え、砂嵐や洗濯機の中で2時間耐え、-51℃の冷却から+71℃の熱にまで耐え、12Gの加重に耐え、様々な化学薬品の腐食に耐える最強の腕時計、それがI.N.O.Xになります。
I.N.O.Xのイマイチな声
耐える最強腕時計I.N.O.Xではありますが、次のような声を上げる方もいます。
- 重い
- ムーブメントの性能が低い
「重い」のはある程度仕方のないことかもしれません。
メタルベルトのI.N.O.Xの場合は200gを超えます。
ある程度ズッシリしている方が腕時計は所有感を得られるものであると思いますが、確かに重い方ですね。
しかし後述しますが、I.N.O.Xにはこの問題を材質のバリエーションでクリアしたものがあります。
他方「ムーブメントの性能が低い」ですが、クォーツのI.N.O.Xには「RONDA 715」という多くの腕時計で採用されているごく一般的なスイス製のムーブメントが採用されています。
また、メカニカルには同じくスイス製の「ETA 2824-2」というムーブメントが採用されています。
あくまで個人的な感想ですが、これらが悪いかというとそんなことはないと思います。
ただ、最強の外観に対して中身はごく一般的であるという点で、ムーブメントが霞んでしまうのでしょう。
ステンレススチールを超えたI.N.O.Xのバリエーション
最強を維持したまま、ベルトや材質を変えて複数のバリエーションが存在するのもI.N.O.Xの魅力の1つです。
材質にはステンレススチールのほかにチタニウムとカーボンが存在します。
ベルトには金属、ラバー、レザー、そしてパラコードがあります。
また、メカニカルにはリンデン材という木の材質を圧着させたレザーベルトも存在します。
チタニウムは、ステンレススチールよりも軽く・固く・錆びにくく、そして肌に優しい金属です。
一方で、加工が難しいという難点があります。
しかしVictorinoxはこれをステンレススチールと同じ形に仕上げ、かつサンドブラスト加工をすることでオリジナルとは違うテイストに仕上げました。
カーボンは、一般的なカーボン素材に想像される美しい繊維の網目模様が見られないため、一見するとカーボン?と思われるかもしれません。
これはカーボンは「フォージドカーボン(forged carbon)」と呼ばれるカーボンのように、カーボンファイバーに熱を加えて圧力で固めたものになります※。
※forged carbonはフランスの航空機メーカーが商標登録する名称で、Victorinox公式にforged carbonとは明記していません。
このように高圧力で固められたカーボンは軽量なカーボンの中でも最強の固さを持っており、航空機やレーシングカーなどの素材にも用いられ、最近ではオーデマピゲやウブロなどの超高級腕時計の素材としても用いられます。
Victorinoxの実店舗の方曰く、それをこの価格で提供できるのは、自社で鋳造することができる技術力があるからだそうです。
もちろんチタニウム・カーボンモデル共に130の耐久テストには合格したうえ、カーボンに関しては宇宙での使用も想定されたものになっているそうです。
これなら夏休みに宇宙旅行に行っても壊れる心配なし!
なお、チタニウム・カーボンとも各説明でふれたとおり、ステンレススチールよりも素材として軽量であるため、先のイマイチな声で取り上げた「重さ」の課題はクリアされました。
チタニウム×ラバーベルトモデルは「92.5g」、カーボン×ラバーベルトモデルは「92.2g」になりました。
ベルトに関して特筆すべきはやはりパラコード素材のベルトだと思います。
パラコードとは、パラシュートに利用される強靭なナイロン製の紐です。
I.N.O.Xのベルトに利用されるパラコードは「ナイマッカ」というスウェーデンのアウトドアブランドとコラボしたモデルになり、緊急時には解くことが可能で、紐になったパラコードを利用してサバイバル環境下で釣りをしたり、火おこしのための道具に使ったりすることが可能となっています。
どこまでもすごいですね。。
これらの素材・ベルトの組み合わせといくつかのコラボモデルの存在で、様々なバリエーションが存在することも魅力の一つになります。
また、一層高級・スポーティーなモデルとしてメカニカル(ムーブメントが自動巻き)モデルとダイバーズモデルも存在しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最強×エレガントなI.N.O.Xシリーズの魅力を少しでも感じていただけていれば幸いす。
I.N.O.Xについてまとめると次のようになります。
- I.N.O.Xは金属加工を得意とするブランドの腕時計
- 130もの耐久テストに耐え抜いた最強の時計
- なのに見た目はエレガント
- 材質、ベルト、モデルの組み合わせでバリエーション多数
- ステンレススチールモデルは重い
- ムーブメントは一般的
今後も新しい材質・モデル・コラボによりI.N.O.Xシリーズはきっと増えていくことでしょう。
さらに魅力的なシリーズになることは間違いありません。
この記事は以上になります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
健康を意識する在宅勤務ブロガー。仕事で鬱になりかけて心身を健やかに保つために運動や睡眠が大切だと悟る。大きい犬が好き。