こんにちは、ゆたかみわーくです。
前回の記事ですべての広告をOFFにできるブラウザ「Braveブラウザ」をご紹介させていただきました。
その記事の中で詳しくはご紹介していなかった「Braveプライベート広告」と、その広告をみることで獲得することができる暗号資産「BAT」とその使い道について、この記事ではご紹介させていただきます。
【暗号資産を貯める・送る】Braveブラウザのプライベート広告とは
BraveブラウザはJavaScriptやFireFoxブラウザの生みの親であるブレンダン・アイクという人が立ち上げたBrave Softwareが開発するブラウザになります。
2016年にリリースされた歴史の浅いブラウザではありますが、名も知らない開発者が作った信用に足りないものではないので安心して利用できます。
従来のウェブサイトに表示される広告ビジネスに異論を唱え、コンテンツの質を重視した独自の広告ビジネスモデルを持つことと、高いセキュリティー性・プライバシー重視を特徴とするブラウザです。
Braveプライベート広告とは
従来の広告ビジネスに異論を唱えるBraveブラウザが用意する新しい広告システムがBraveプライベート広告になります。
Braveプライベート広告は先述のとおりWebサイト自体の表示スピードや閲覧性を損なわない作りになっていて、広告はブラウザのホームページへの表示かプッシュ通知で配信されます。
そのため視聴する動画や閲覧するウェブページの妨げにならない形式になっています。
広告の配信頻度は利用者自身でコントロールができる他、1日の配信上限は40件までと決められています。
ブラウザの利用者に直接広告が配信されるその特徴から、Braveプライベート広告は、今見ているウェブページの所有者に広告掲載の報酬が入る形式ではありません。
広告をクリックして閲覧したブラウザの利用者自身に「BAT」という暗号資産で広告閲覧の報酬が入ります。
BATはそのまま貯めことも、コンテンツの配信者にチップとして送ることもできます。
この仕組は「Brave Rewards(ブレイブリワード)」と呼ばれています。
Brave Rewardsによる広告受信は初期設定で有効になっていますが、もし無効にしてしまっていた場合はスマホ・PCでそれぞれ次の手順で設定を確認して有効にしてください。
スマホ(Android)でプライベート広告を有効にする手順
- 起動したBraveブラウザの右下の「︙」メニューから「Brave Rewards」をタップ
- 「Braveプライベート広告」の横のトグルボタンをタップして有効化
PCでプライベート広告を有効にする手順
- 起動したBraveブラウザの右上の「︙」メニューから「設定」をクリック
- 「Brave Rewards」の「Braveプライベート広告」の横のトグルボタンをクリックして有効化
BATを受け取る
BATは「Basic Attention Token」の頭文字をとった暗号資産です。
Braveブラウザでプライベート広告を見ると広告ごとに設けられた閲覧報酬が入り、月単位で支払われます。
受け取ったBATはブラウザで保持することが可能です。
日本円に換金することも可能ですが、その場合はブラウザと暗号資産の取引所を接続してBATを取引所で受け取ることができるようにする必要があります。
Braveブラウザと接続が可能な取引所は日本では「BitFlyer」しか存在しません(2023年4月現在)。
BitFlyerにはブラウザのアドレスバーの右、Braveアイコン横の三角形のマーク(BATのマーク)をクリックすると表示されるBrave Rewardsの情報の左上の「接続※」から登録を進めることができます。
※私の画面は接続済みになっております。
暗号資産ですので、BATの価値は常に変動しています。
その価値の増減には利用者数の増減も少なからず影響していることでしょう。
利用者が増えてBATの価値も上昇してくれると嬉しいですね。
BATを使う(送る)
BATを利用する手段には次の3つが用意されています。
- コンテンツクリエーターにチップとして送る
- ギフト券等と交換する
- 日本円に換金する
この内2は日本向けにはほぼ機能していないようなのでここでは紹介しません。
3は先の「BATを受け取る」でもご紹介したBitFlyerを利用することでBATを売却して日本円にすることが可能です。
ここでは1のコンテンツクリエータにチップとして送るについてご紹介させていただきます。
Braveには「Brave Creators」という仕組みがあり、コンテンツの配信者がクリエーターとして認証を受けると、その人が登録しているブログやYoutube、Twitter等をBraveブラウザで閲覧するとメニューバーのBATマークにチェックが付きます。
チェックのついたBATマークをクリックし、表示された「チップを送る」ボタをクリックすることで対象ページのクリエーターに対してBATによるチップを送ることができます。
チップは一度きり(ワンタイムチップ)か毎月を選ぶことが可能です。
試しに私が私自身に対してチップを送ってみました。
するとBitFlyerから次のようなメールが来ました。
クリエーターはこういった新しい仕組みにも柔軟に対応していくことが大切ですね。
お気に入りのサイトやサービスにチップを送ることができるようになったら、ぜひ送ってみてあげてください。
不特定多数の方の閲覧による広告収入も嬉しいですが、一人の方から直接的にチップをいただけるというのはクリエーターにとっても嬉しいものです。
さいごに
この記事ではBraveプライベート広告とその閲覧によるBATの獲得、その使い方についてをご紹介させていただきました。
ブラウザを利用していると暗号資産が手に入って、それをクリエーターに送ることができるとは本当に新しいシステムですね。
なお、BATはBitFlyerで直接購入することもできるので、ものすごくファンの方がいるのであれば、チップを送るために購入するということも可能です。
ただし、使い過ぎには注意しましょう。
また、その仕組みからブラウザを利用しているだけで小遣い稼ぎができてしまうようにも思えますが、BATの価値が急上昇しないかぎり、それだけではなかなか小遣い稼ぎにはならないということをあらかじめお伝えしておきます。
しかし、暗号資産に触れてみるという点では良い入口になるのではないかと思います。
「プライベート広告ならいいや」使い方を探ってみよう〜。という方は是非使ってみてください。
この記事は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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健康を意識する在宅勤務ブロガー。仕事で鬱になりかけて心身を健やかに保つために運動や睡眠が大切だと悟る。大きい犬が好き。