こんにちは、ゆたかみわーくです。
最近YouTubeを見ているとやたらこいつが出てきます。
この「ずんだもん」、一昔前は「ゆっくり」のポジションだったところを奪って台頭してきている感じです。
独特の「~のだ」口調はさておき、動画を見ているとゆっくりよりも流暢に話しています。
これだけ自由に利用されている理由は何なのでしょうか?
これだけ自由に話させることができる仕組みは?
そもそも何者?
今回はそんなずんだもんの紹介です。
【こいつ何者?】YouTubeで増殖するずんだもんとは
まず、ずんだもんの正体と性別は次のとおりになります。
- 正体:ずんだの妖精
- 性別:女性
一人称は「ボク」ですが、女性でした。
SSS合同会社というキャラクター企画やプロモーションが得意な会社が東北地方を応援するために作成した「東北ずん子」に関連するキャラクターになります。
東北ずん子が持つ「ずんだアロー」に変身できる妖精が人化した姿なんだそうです。
いわゆる萌えキャラとなる東北ずん子に抵抗のあるユーザにも利用してもらえるようにゆるキャラとして登場したのがずんだもんになります。
性別は女性ですが、人型時の中性的な見た目と「ボク」呼びから、利用者作成のコンテンツでは男性として扱われていることもあります。
キャラクターを勝手に利用していいの?
まず、利用者の数の多い動画配信に関しては公式がOKした内容になるので、キャラクターの利用は可能です。
公式が認める内容は次のとおりです。
- 東北と四国の企業は商用利用可能
- クリエイターは非商用利用可能
- ストリーマー(動画配信者)も非商用使用可能
- ブログやYouTubeに広告を出す、スパチャを受け取る程度であれば非商用の範囲内
- 利用にあたり申請不要
- 東北ずん子、ずんだもん以外のキャラクターも使って大丈夫
- イラストの切り出し改変等はかなり自由にOK
- イメージを悪くするもの、公共良俗に反するもの、政治・宗教が関係するものには利用不可
- 「(ず・ω・きょ)」の記載がある2次創作は東北企業やクリエイターが自由に利用可能
以上の内容から最近よく見かける動画配信や、私のようなブログでの紹介はOKかつ申請不要です。
とても懐が大きいですよね。
詳しくは別途「東北ずん子ずんだもんプロジェクト(以下ずんずんPJ) キャラクター利用の手引」を熟読してください。
YouTubeでよく見るイラストはどこから?
先の項に貼り付けた画像やずんずんPJのページをご覧いただくとわかるのですが、公式が用意しているずん子やずんだもんの画像は、YouTubeでよくみる立ち絵イラストとは異なります。
あの立ち絵イラストは「坂本アヒル」という方が2次創作で作ったイラストになります。
そして坂本アヒルさんが「(ず・ω・きょ)」を記載したことから東北企業・クリエイターが自由に利用することが可能となっているのです。
坂本アヒルさんはずんだもん以外のずんずんPJのキャラクターの立ち絵も作成されています。多くのクリエーターにとってこの立ち絵セットが利用しやすかったため、一般のYouTube視聴者が最初に目にするずんだもんは坂本アヒルさんの立ち絵イラストであることが多いのではないかと思います。
あの声はどうやってるの?
YouTubeで見るずんだもんはすべて同じ声をしています。
それでいてゆっくりよりも流暢で自然に喋っています。
あの音声も・・・まず答えから申しますと、規約さえ守れば商用非商用を問わず無料で利用できてしまいます。
あの音声はVOICEVOXという無償で利用できるテキスト読み上げソフトウェアを利用したものです。
読み上げ音声としてずんだもんと、ペアでよく見る四国めたん、その他ずんずんPJの一部キャラクターの音声が収録されていることから、VOICECOXを利用すれば、あの声を再生可能となります。
動画はどうやって作っているの?
画像・音声は揃って、利用も問題ないということがわかりました。
しかしこれらが用意できたからと言ってすぐに動画ができるわけではありません。
セリフが表示されるタイミングと音声、口の動きを同期させるなど、動画に仕立て上げるにはなかなか難しいテクニックが必要です。
どうにかしないといけないのですが、これまたどうにかできるので多くのコンテンツが出来上がっているんですよね。
「ゆっくりムービーメイカー(YMM)4 Lite」という無料のゆっくり系動画作成ソフトウェアがVOICEVOXと連携することが可能で、YMM4を用いてテキストをずんだもんの音声で読み込めるうえ、坂本アヒルさんのイラストを読み込んで動画上に配置することができます。
またYMM4にはゆっくりやずんだもんのような動画作成に特化した機能があります。
詳しくはまた別の機会に取り上げたいの思うのですが、動画上に表示されるテキストを直接読み上げる機能や簡単に口を動かす機能です。
これにより自然な動画が誰にでも簡単に作成できるわけです。
作ってみた
最低限の素材とツールの確認ができたので、私もそれらを使って簡単な動画を作ってみました。
ここまで素材とツールがすべて無料で揃っていることでずんだもん動画が量産されるようになったわけですね。
自分でも作ってみてよく理解ができました。
さいごに
素材からツールまで一通りご紹介させていただきました。
これで私もみなさんもずんだもん動画をはじめられます。
でも私が作ってみた動画はまだまだです。
よく見かける動画のように仕上げるには構成を考えたり、サムネイルを用意したり・・・
もしかしたらテキストが意図したとおり読まれない可能性があるため聞こえに合わせた工夫をしたり・・・
全てを無料で揃えることができたとしても1本作り上げるのは簡単なことではなく、動画作成作業って想像以上に大変です。
これを継続されている作者の方々はほんと偉いなと感心します。
それはともかくとして、触れてみるにあたりこれだけ揃っていることは本当にありがたいですね。
動画作成やってみたい・試してみたいという方、まずずんだもんを触ってみてはいかがでしょうか。
この動画は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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健康を意識する在宅勤務ブロガー。仕事で鬱になりかけて心身を健やかに保つために運動や睡眠が大切だと悟る。大きい犬が好き。
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