こんにちは、ゆたかみわーくです。
他の記事でもご紹介しているとおり、現在私は日々の活動記録にFitbit Charge5を利用しています。
以前利用していたXiaomiのMiスマートバンド5からFitbit Charge5に乗り換えるにあたって、日常での利用面では基本的に困ったことはありませんでした。
ただ一つ、次の点に別途対策をしていました。
- FitbitはGoogle Fitに各種データの連携ができない
Miスマートバンドの数値を管理するアプリ「Zepp Life」はGoogle Fitへのデータ連携ができたのですが、Fitbitアプリはできませんでした。
同じGoogleの企業なのにどうして・・・という点はさておき、できなかったんです。
で、対策というのは、有志の方が作成した連携用アプリを経由することです。
FitToFitというアプリが有名ですね。
公式での連携には「Health Connect」という機能を利用します。
そこで、この記事ではHealth Connectのインストール方法と設定方法についてご紹介したいと思います。
それではどうぞ。
【ようやく実現】Health ConnectでFitbitが公式にGoogle Fitに連携可能に
最初に書いておくと、Fitbitを利用する上でGoogle Fitに連携できなくて困ることは決してありません。
GoogleFitに各種データを連携する利点次の2つです。
- 複数のメーカーの複数のデバイスで取得したデータを一箇所に集約できる
- Google Fit経由のデータアップロードが必要な時に正しいデータを反映できる
例えば私は日々の歩数や運動はFitbit Charge5で記録しているものの、体重や体組成データに関してはXiaomiのスマートスケールで計測しています。
これらは別々のアプリに記録されるのですが、そこから更にGoogle Fitに連携ができれば一つのアプリですべてのデータの管理・閲覧が可能です。
また、何かしらのサービスでスマホから健康データをアップロードする必要がある場合にGoogle Fitが対象アプリとなる時、集約できていれば望ましい記録をアップロードすることが可能になります。
Health Connectについて
Health ConnectはGoogle I/O 2022で発表された新しい機能です。
歩数や運動記録、体重、体脂肪、睡眠等の健康データへのアクセスを統合するAndroidの機能になります。
要はいろんなアプリで集めたデータを新しい一つのデータベースに入れちゃって、各アプリで見るときにはそのアプリがみられるデータだけ引っ張ってくるイメージのものだと考えています。
Health Connectを導入して各健康管理アプリに権限を付与することでHealth Connectの利用が可能になります。
Health Connectはこれから利用が拡大されていく見通しですが、現時点でも次の3つのアプリは対応が決定しています。
- Google Fit
- Fitbit
- Samsung Health
でもって、Google FitはFitbitのデータも参照することができるようになっていて、連携ができるというわけです。
Health Connectを使う利点について
新しくHealth Connectを使う利点は次のとおりです。
- 安全にデータ連携できる
- 今度Health Connectが連携のメインになる
Health Connectのデータ同期はオフラインで実施されるため、都度ネットワーク上にデータをアップロードするわけではありません。
どのようにデータを連携しているかわからない有志のアプリ頼りよりも安全にデータを連携することができます。
従来、Google Fitにデータを連携するにはGoogle Fit Android APIが利用されていましたが、Health Connectの公開に伴いこちらは2024年末で終了される予定です。
Health Connectが利用できるアプリであるなら、あらかじめHealth Connectを利用しておいたほうが後々困らずに済みます。
Health Connectの設定方法
現在Health Connectは早期アクセス中ですが、普通のアプリと同じようにGoogle Playから取得可能です。
しかしながら、Health Connectは通常のアプリというよりAndroid自体の機能的なものになるため、通常のアプリのようにホーム画面やドロアーにアイコンは追加されません。
Health Connectにアクセスする場合は「設定」メニューの「アプリ」から「ヘルスコネクト」を選択します。
Google FitでのHealth Connectの同期設定は「プロフィール」画面上部の「歯車マーク」をタップした設定メニューで「Fitとヘルスコネクトを同期する」をONにすることで有効にできます。
一方Fitbitはアプリを開いた画面の左上の自分のマークをタップした「アカウント」メニュー下部の「Health Connect」の画面から「Sync with Health Connect」のチェックをONにすることで有効にできます。
こうして双方をHealth Connectを利用する設定をした上でFitbitがデータ同期をした上でGoogle Fitを開くと、下図のとおりFitbitで取得された各種データがGoogle Fit上にも表示されていることがわかります。
さいごに
この記事の内容をまとめると次のとおりです。
- Health ConnectはGoogleが公式で用意した健康管理データを集約する新しい機能
- Health ConnectによりFitbitが有志のアプリを利用せずともGoogle Fitにデータ連携できるようになる
- Health Connectの利用により安全にデータ連携が可能になる
- Google Fitへの既存の連携APIは2024年末には終了予定
- Google FitとFitbitをHealthConnectを利用する設定にするとGoogle FitでFitbitのデータが確認できる
Health Connectについてのより詳しい情報は次の公式動画をご覧ください。
この記事は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
健康を意識する在宅勤務ブロガー。仕事で鬱になりかけて心身を健やかに保つために運動や睡眠が大切だと悟る。大きい犬が好き。
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