こんにちは、ゆたかみわーくです。

2024年3月5日、「Nothing Phone (2a)」が発表されました。

当日発表動画やWebサイトを早速チェックした私は、その魅力に惹かれ、即日予約をしてしまいました。

そしてついに、そのNothing Phone(2a)が手元に届いたんです。

Nothing Phone(2a) 箱
Nothing Phone(2a) 箱

そんなわけで、このコスパ最強のミドルハイスペックスマホNothing Phone (2a)への機種変を楽しみながら、デザインや中身もいろいろ探求してみました。

この記事ではそんなNothing Phone (2a)を、他ではあまり触れられていない独自の視点からレビューさせていただきたいと思います。

【コスパ最強】Nothing Phone (2a)レビュー:価格以上の価値を提供するスマホ

Nothing Phone (2a)は、革新的なデザインと技術力で注目を集める新興ブランド、Nothingが市場に送り出した3番目のスマートフォンです。

2020年に設立されたNothingは、比較的新しい企業ながら、その背後には業界のリーダー達がいます。

CEOのカール・ペイ氏は、かつてOnePlusの共同創業者として、OPPOの傘下で高機能スマートフォンの開発に携わっていました。

この経験から、Nothingはスマートフォン製造の豊富なノウハウを有していると言えるでしょう。

さらに、Nothingはデザイン面でも卓越した才能を抱えています。

元ダイソンのデザイン&UX責任者であったアダム・ベイツ氏をデザインディレクターに迎え入れ、ダイソンの革新的かつシンプルなデザイン哲学をスマートフォンにも反映させています。

Nothingの製品は、技術とデザインの両面でその力を発揮しており、その証として最初の製品であるEar(1)が挙げられます。

Nothing Ear(1)
Nothing Ear(1)

このイヤホンは、Nothingの製品デザインと技術力が融合した結果、既にレッドオーシャンであるイヤホン市場で大きく存在感をアピールすることに成功しました。

Nothing Phone (2a)は、このような背景を持つNothingの最新作として、既に多くの期待を集めています。

Nothing Phone(2a)のここがいい!

Nothing製品が市場で高い評価を受けている理由の一つは、そのコストパフォーマンスの良さです。

価格帯に見合った機能性と、他にはないユニークなデザインが、消費者にとって大きな魅力となっています。

特に、Nothing Phone (2a)(以降、Phone (2a)と表記)は、Felicaへの対応を果たし、おサイフケータイ機能を搭載したことで、日本のユーザーからこれまで以上に歓迎されています。

では、そんなPhone (2a)の中でも私が特に推したいポイントは何かというと・・・

結構寄れるカメラ

Phone (2a)のカメラには、その象徴的デザイン以外にも魅力が詰まっています。

中でも私が特に推したいポイントは、そのマクロ撮影能力です。

このスマートフォンは、デジタル2倍ズームを駆使することで、マクロ撮影に匹敵するほどの接写が可能になります。

水滴に映る風景や、一匹の蟻の細部までを捉えることは難しいかもしれませんが、それに近い距離からの撮影が実現できるのです。これにより、スマートフォンでの撮影がより一層楽しくなります。

また、Phone (2a)の二眼カメラの一方は広角レンズです。

この広角レンズを使えば、広範囲を捉えた美しい写真も簡単に撮影することができます。

Nothing OS

多くのAndroidスマートフォンブランドが独自のOSを開発している中、NothingもAndroid OSの基本に忠実ながらも、独自の改良を加えています。

Nothing OSの開発コンセプトは、Androidの強みを活かしつつ、必要な機能に絞り込むことです。

他のOSが他社の良い点を取り入れつつ、iPhoneのUIに似せる傾向にある中、Nothing OSはまず余計なものを省き、高速でスムーズな操作性を追求しています。

その結果、Nothing OSを搭載したスマートフォンは、他のAndroidデバイスと比較して、プリインストールされたアプリの容量が最大40%も少ないという特徴を持っています。

機種変前のGoogle Pixel4a 5Gとのシステム利用量比較
機種変前のGoogle Pixel4a 5Gとのシステム利用量比較

Nothing Phoneのホーム画面は、大きなウィジェットが多数配置された特徴的なデザインで知られていますが、このユニークな画面も、Nothing OSによって実現されています。

特に私が気に入っている機能は、フォルダのカスタマイズ機能です。

この機能により、フォルダ内のアプリに直接アクセスできるだけでなく、ドット絵のアイコンを使ってフォルダの中身を隠すことが可能になります。このような細やかなカスタマイズオプションが、Nothing OSの使い勝手をさらに向上させています。

Myホーム画面
Myホーム画面

積極的なリサイクル素材の活用

Nothing製品の魅力は、その革新的なデザインや機能だけではありません。

私が特に評価しているのは、環境に配慮したリサイクル素材の利用です。

例えば、Phone (2a)のパッケージは、プラスチックを一切使用せず、リサイクル繊維で作られています。

紙のパッケージと中身
紙のパッケージと中身

また、Phone (2a)の多くの部品は、再生素材で作られており、自社製品であるEar (2)の製造過程で生じたスクラップ素材もアップサイクルして利用しています。

日常的にスマートフォンを使用する際には、素材のリサイクル度合いを意識することは少ないかもしれませんが、Nothingはその点においても透明性を持っています。

このような環境への配慮は、デザインや機能とは異なる側面で、Nothingの製品に対する熱意を示しています。

Nothingの製品は、ただのテクノロジー製品を超えた、環境との調和を考えたアイテムと言えるでしょう。

デザインや機能に関わらない部分にも妥協しないその姿勢を私はとても気に入っています。

唯一無二のデザイン

もちろん、この唯一無二のデザインもとても気に入っています。

Phone (2a)のデザインの特徴は、そのユニークな透明性にあります。

内部のパーツの構造が透明な背面から見えることで、技術的な美しさが際立ちます。

例えば、カメラ周りの円形のコイルは、NFCのためのパーツで、日本ではFeliCaの利用に必要なものになります。

NFCコイルと二眼カメラの象徴的デザイン
NFCコイルと二眼カメラの象徴的デザイン

このようなデザインは、内部構造と外観が密接に結びついており、デザインプロセスにおいて、デザイナーとエンジニアの緊密なコラボレーションが不可欠です。

デザインが先行するのか、それとも内部構造がデザインを決定するのか、そのバランスを取ることは複雑な作業ですが、Phone (2a)はその両方を見事に融合させています。

ただの外観の美しさだけでなく、機能性との調和を考慮しているこの透明なデザインを通じて、ユーザーはスマートフォンの内部構造を直接見ることができ、技術とデザインの融合を体感できるのです。

Phone (2a)のデザインについて考えることは、単なる製品の外観を超えた楽しみを提供します。

デザイナーとエンジニアがどのようにしてこの独特なデザインを実現したのか、そのプロセスを想像するだけでも楽しいですね。

Phone(2a)とEar(1)

Nothing Phone(2a)のここがもうひとつ!

Phone(2a)にも少しだけイマイチと思えるところがありますので、ここではそんなところを。。

シャッター音大きすぎ問題

これは他のブログや動画でも取り上げられていますが、日本のsimカードを刺すとカメラのシャッター音が消せなくなります。

標準のシャッター音は引くくらいに大きいので、カメラを使う時はスピーカー穴を塞ぎたくなります(ほんの少しだけ小さくなります)。

アップデートで早々に音量を調整してほしいです。

ホコリや指紋がつきやすい背面

ポリカーボネートでできた背面はなかなかにホコリや指紋がつきやすく、目立ちます。

その様子は文字で語るよりも写真をご覧いただいた方がわかりやすいですね。

背面につくホコリと指紋
背面につくホコリと指紋

さいごに

初期の製品からそのデザインの高さで注目を浴びているNothing製品、そんな中、ついにFelica対応することで日本にも寄り添った製品となったPhone(2a)はますます認知度を上げて注目されていくことかと思います。

このレビューが購入を検討している方への一助となれば幸いです。

この記事は以上になります。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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