こんにちは、yutaです。

実は私、自宅や職場で利用していたマウスとキーボードが悪かったのか、頻繁に指や手首の炎症、腱鞘炎になっていました。

これが、なると辛いんですよね。

少しの動きが痛みにつながる結果、集中が妨げられ、仕事やブログの作業に影響が出ます。

さらに私の場合は、モノを持つのに力が入れられなくなるので、コップやお皿も持てないし、着替える時にも痛くて服の着脱がしにくく、仕事だけでなく日常生活にも支障が出てきます。

私はこの痛みを我慢していたわけですが、ふとしたキッカケで人生の先輩に相談することになりまして。。

君の場合、両手は商売道具なんだから大切にしなさい

と言われ、考え方を改めて、手を痛めない・手に優しいエルゴノミックマウスを探し始めたのでした。

結果、今私は自宅と職場でそれぞれ違うエルゴノミックマウスを利用しているのですが、そのおかげで炎症になることがなくなりました。

みなさんは手首・指の炎症でお困りではありませんか?

もし炎症に悩まされておられたなら、ぜひエルゴノミックマウスの利用を考えてみてください。

この記事ではまず、エルゴノミックとはどういう意味であるのかをご説明したのちに、実際に私が利用しているマウスを紹介・レビューさせていただきたいと思います。

【さらば炎症】エルゴノミックマウスを使ってみよう

エルゴノミックとは

タイトルにもある「エルゴノミック」ってそもそも何?というところからまず説明させていただきます。

エルゴノミックは「人間工学(エルゴノミクス:ergonomics)に基づく」ことを意味するラテン語になります。

つまり、エルゴノミックデザインは「人間工学に基づいたデザイン」、エルゴノミックマウスは「人間工学に基づいたマウス」という意味になります。

人間工学は、生理学・心理学・生産工学などを総合的に研究し、人間の身体や能力に合わせてハードウェアを設計する学問です。

エルゴノミック製品は、利用者の負担を軽減することに加え、作業効率を高めることも目的とされます。

今回紹介するマウスやキーボードなどコンピュータ関連の製品に良く聞く言葉ではありますが、以前に私が購入して紹介したイスや、シャープペンシルなどにもエルゴノミック製品はあります。

アメリカでは同様の学問を「ヒューマン・ファクター」や「ヒューマン・エンジニアリング」と呼ぶそうです。

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エルゴノミックマウスの特徴

数社から登場しているエルゴノミックマウスの特徴は、総じて変な形をしていることです。

手のひらを置く面を斜めに傾けたエルゴノミックのそのフォルムは、従来のマウスと比べるとずんぐりしていたり甲高だったりしています。

しかしながら、そのフォルムはすべて人間工学に基づいた結果であり、形状は違えど「手首をひねらずに使えるマウス」という点で、共通の使いやすさをアプローチしています。

手首をひねらない

マウスを利用していて手首が炎症になる原因は、ほとんどのマウスを握る際に手首をひねっていることであるようです。

手首をひねるとは、手の甲が真上を向いている状態です。

普段マウスを握っているこの手の下ろし方は手首をひねった状態

スッと立ち上がって腕の力を脱いてプランとおろしてみたとき、私たちの手の甲は、右手なら右側、左手なら左側、つまり外側を向いているはずです。

自然に下ろした手の甲はみんな外側を向いている

座ってみて机の上に腕を置いた時も、この状態が自然であり、手の甲を上にすることは、手首(厳密には手首の少し上の部分から)にひねる動作が加わっているわけです。

今までのコンパクトさ重視のマウスは、手首をひねって手の甲を上にしてマウスを握りました。

一方エルゴノミックマウスは、手の甲を外側にして机の上に自然におろした手を、マウスに添える、あるいはかぶせるようにして利用します。

手を当てる面が斜めになっているため、そうすることで、手首をひねらずに、リラックスさせた状態でマウスを持つことが可能になります。

サンワダイレクト 腱鞘炎防止 ブルーLED 400-MA102

ここからは、私が購入したエルゴノミックマウスを紹介させていただきます。

まず1つ目は、サンワダイレクトの「400-MA102」です(102はBluetooth版の型番。2.4GHz無線版はMA092)。

まず最初に書きたいことは、このマウスは、数あるエルゴノミックマウスの形状の中で、私に1番しっくりきた製品だということです。

54度の傾斜角度と、うねる様なボディの形状が、私の手にとてもフィットしました。

この側面に手を添える
うねるようなボディライン
持ってみた感じ。手が縦になって手首がねじれない
前から見るとこんな具合

小指の置き場所があることもGoodです。

傾斜角度について具体的な角度を出しているエルゴノミックマウスといえば、他にもLogicoolの「MX Vertical アドバンス エルゴノミックマウス」があります。

こちらは57度と、このマウスよりも少し角度が高いです。

たった3度の差ですが、そこに違和感を感じた私の手は、こちらのマウスを選びました。

このマウスの良い点・良くない点は次のとおりになります。

良い点

  • 握りやすい角度(個人の感想)
  • 無線/Bluetoothが選択できる
  • 比較的安価

良くない点

  • Bluetooth版は接続がたまに途切れる
    ガチャガチャ動かしたり電源OFF/ONをすると、すぐなおります。
  • 作りが安っぽい
    軽くてプラスチッキーで、安さを感じるつくりです。

お手頃な価格ですので試しやすい製品ではありますが、質的には価格相応という点が欠点ではありますね。

マイクロソフト Sculpt Ergonomic Mouse L6V-00013

ひと目見た瞬間に「なんだこれは」と言いたくなる様な特徴的過ぎる見た目のエルゴノミックマウスです。

箱に収まるのはずんぐり丸いマウス

イケてない」という感想と「かわいい」という感想をよく聞きます(イケてるはない…)。

マウスの親指を置く窪み側と無線のアダプタ

仕事場では、私はこちらのマウスを利用しています。

先に紹介した「400-MA102」と比較すると、傾斜角度がかなり低いことがわかります。

「400-MA102」と薄型マウスと並べた様子

こちらのマウスはどちらかというと、包み込むように持って利用します。

単純に手を添える角度だけですと「400-MA102」の方が好みではあるのですが、その形からクリックのために指を下ろす動作まで考えると、「L6V-00013」の方が負担が少なくて使いやすいです。

包み込むように持つ
それぞれのボタンに対して指の位置がちょうどよい

また、親指側のWindowsボタンの下にある「戻るボタン」が何気に便利です。

このマウスの良い点・良くない点は次のとおりになります。

良い点

  • よく考えられたデザイン
  • 抜群の安定した接続
  • しっかりした作り

良くない点

  • 良くも悪くも個性的なデザイン
  • 手垢がつきやすい

エルゴノミックマウス選びの難しい点

いくつか商品を試したうえで購入してわかったことは、それぞれのエルゴノミックマウスを快適に利用するには、ある程度の手の大きさが必要であるということです。

先に紹介した2点は私にはピッタリでしたが、手の小さい妻からすると、マイクロソフトの「L6V-00013」は大きくて手が回らないとのことでした。

また、Logicoolが販売している「MX Vertical アドバンス エルゴノミックマウス」は、私の手には少し大きい気がしました。

ひょっとすると、白人の人たちが快適さを求めて作ったマウスは、日本人からすると少し大きいのかもしれないですね。

とにかく、どの製品もが万人の手に合うわけではないので、エルゴノミックマウスは家電量販店で試してみてから買うのが良いと思います。

Amazonなどのオンラインショッピングサイトにある商品すべてが試すことができるわけでは決してありませんが、どういう形が自分の手にフィットするのかを確かめることができることはたしかです。

最後に

いかがでしたでしょうか?

冒頭にも記載しましたが、エルゴノミックマウスを使い始めたことで、私は右手に炎症が起こることが無くなりました。

少しお金をかけて環境改善するだけでずっと辛かった炎症を抑えることができるなんて。

これだけの効果があるということが本当に嬉しかったです。

もし、同じ痛みを抱えていてこの記事にたどり着かれたのでしたら、ぜひ本当にエルゴノミックマウスを試してみてください。

この記事が皆さんの炎症を抑えるキッカケになったなら幸いです。

以上になります!

最後まで読んでいただきありがとうございました。