こんにちは、ゆたかみわーくです。

今や時代はスマートウォッチですが、当ブログでは右腕にアクティブトラッカー、左腕に腕時計を着用するスタイルを応援します。

というのも私が通常の腕時計、とりわけ機械式腕時計にスマートウォッチから得ることができない機構の魅力を感じているからです。

そういうわけで、当ブログでは以前から私の購入した左腕の機械式腕時計の「CIGA Design Z-Series」のレビューと、正反対のデジタルガジェットである右腕のアクティブトラッカー「Mi スマートバンド 5」のレビューもさせていただいています。

さて今回は、私が所有しているZ-Seriesを含め、CIGA Designの複数シリーズの腕時計をご紹介したいと思います。

実は海外のショッピングサイトを見てみると、クォーツの時計もあるようなのですが、今回は主に機械式にフォーカスしてお届けさせていただきます。

それでは見ていきましょう。

【Xiaomiが作るアナログ時計】機構が魅力的なCiga Designシリーズ

その前にまずCIGA Designについておさらいします。

CIGA Designは、中国の著名な工業デザイナーである「張建民」が腕時計をこよなく愛するあまりに自身のブランドを立ち上げたことに始まります。

工業デザイナーらしいシンプルで無駄のないデザインが好評で、CIGA Designは数多くのデザインアワードを取得しています。

XiaomiのグループであるCIGA Designが時計を製造するのは、中国のシリコンバレーとも呼ばれる深センです。

深センの夜景

お手頃価格で手に入る製品ではありますが、素材やデザインにもこだわっており、Made In China = 粗悪品ではない品質の腕時計の数々を作るブランドです。

それでは機械式の機構の美しさとデザインが融合したCIGA Designの腕時計をお楽しみください。

Ciga Design Full Hollowシリーズ

まずはこちらのCiga Design Full Hollowシリーズのご紹介です。

スケルトンムーブメントを某スマートウォッチを思わせるような角を落としたスクエア型のケースにそのまま収納したデザインの腕時計がFull Hollowシリーズになります。

cigadesign.myより

ムーブメントは最小限の支えのみで中空に固定されているので、その動きをしっかり観察することができます。

なおこのシリーズにはCiga Designでは珍しいセラミック(陶器)ケースの限定バージョンが存在します。

金属とはまた違った艷やかさを持つセラミックの素材感と龍と鳳凰がデザインされたストラップが特徴になります。

Ciga Design Fang Yuanシリーズ

Fang Yuan(方圓)の精神を落とし込んだ、東洋文化と機械式腕時計の美しさを融合させたデザインの腕時計とのことです。

ケースの円形(圓)は対人関係の柔軟性、中のムーブメントを含めた四角(法)はコミュニケーションにおける誠実さを表しているとのことです。

ガラスまで3Dに緩やかにカーブした円形のケースと少し膨張したような四角形のムーブメントの組み合わせはオリエンタルな雰囲気を醸しつつも西洋的なゼンマイの動きを見せる、シンプルながら独特のデザインであることがわかります。

cigadesign.myより

Ciga Design MYシリーズ

香港を拠点に活躍するイギリス人工業デザイナーの「Michael Young」氏がデザインしたシリーズということでMYシリーズと名付けられています。

ムーブメントの構造の美しさを見せつつも、シンプルで無駄のない構成で時間をわかりやすくして他のシリーズよりも時計として見やすい形に収めているのがこのデザインの特徴だと思います。

ミニマルで、ミラネーゼのブレスレットとも非常によく合っています。

まさに工業デザイナーの所業といったところでしょうか。

このシリーズにはステンレスのシルバー・ブラックカラーのほかにチタンを素材にしたモデルも存在しています。

Ciga Design Zシリーズ

私も所有しているZシリーズです。

Fang Yuanシリーズの四角いムーブメントをトノー型(樽型)のケースに収めた形になっています。

デザインはここまでご紹介したシリーズのシンプルな仕上がりとは違って、ビスや空洞の入ったスポーツカーのようなアクティブさを感じるものになっています。

そのカッコよさに加えてZシリーズが持つ特徴はケースの金属削り出し感です。

厚みのある金属プレート一枚から精密な加工で削りだしたような一体型のケースには、他のシリーズとは異なる魅力があります。

前面のヘアライン加工、角の鏡面加工、側面のサンドブラスト加工と、一つの塊りに異なる加工を施す技術の高さも見ものです。

このシリーズにはステンレスモデルとチタンモデル、そしてステンレスに黒い薄膜の加工を施したDLCモデルが存在します。

Ciga Design Tシリーズ

機械式時計の機構をそのまま透明なケースで覆った、究極にシンプルなシリーズです。

ケースに一切金属素材を用いることなく、ここまで中身をそのまま見せる腕時計は他にないと思います。

しかしながらこの時計は他のシリーズとは異なり、ストラップの付け替えは不可能で、ケースの材質はTR90というプラスチックになります。

メガネのフレームや医療機器に利用されるプラスチックになりまが、硬度や透明度は通常のガラスに劣るものと思われます。

実際に商品を紹介されている動画でその質をご確認ください。

なお、個人的には好きなので、安く売っていたら買ってしまいそうです。

Ciga Design Jシリーズ

禅と枯山水をイメージしてデザインしたモデルとのことで、すこし難しい精神性がダイヤルの3層に表現されています。

ムーブメントもミヨタ製でジャパンモデルということでJのようです。

細かい線とシンプルなラウンドケースの組み合わせはどことなくMYシリーズに似た感じではありますが、後ろにも伸びた分針・秒針のXシェイプの効果も相まって、かなり独特なモデルに仕上がっていると思います。

枯山水模様のシリコンストラップだけが取り上げられていますが、クイックリリース機能を持っているため、ストラップの付け替えは可能です。

Ciga Design Rシリーズ

今回紹介する中では唯一の女性向けシリーズで、デンマークのデザイナー「Anders Ellegaard」とコラボすることでデンマークのバラをイメージしたデザインに仕上げています。

デンマークといえばのSKAGENも利用しているMother of Pearlで花びらを幻想的に見せたクォーツタイプと、歯車を覗かせる機械式タイプが存在します。

クォーツタイプのほうがサイズも小型になるので女性の腕にはちょうど良い気がします。

購入するとパッケージに同じバラの形のネックレスも入っているようなので、プレゼントにも良さそうです。

Ciga Design Xシリーズ

最後はまだ現時点(2021/04)でクラウドファンディングでのみしか販売されていないXシリーズです。

最初に紹介したFull Hollowシリーズに今まで培った技術で力強く男らしい要素をプラスしたようなデザインになります。

最大の特徴は、その名前にもなっているX型の独自枠に組み込んだムーブメントになるかと思います。

これにより他のシリーズよりもケース内のスケルトン具合が上がっているように見えます。

また、ケースにサスペンション機構が搭載されていて、衝撃を吸収しムーブメントへのダメージを軽減する機能が搭載されています。

カラーリングや材質を変えた展開が豊富で紹介した中では最もバリエーションの多いシリーズになります。

最後に

以上、CIGA Designの腕時計たちをご紹介しました。

この記事の内容をまとめますと次のとおりになります。

CIGA Designは、

  • 中国の著名な工業デザイナーが創業した数々のデザインアワードを受賞するブランド
  • Xiaomiのグループ
  • 機械式時計の機構を見せるスケルトンウォッチを数々リリースしている
  • デザイナーとのコラボで質の良いデザインに仕上げている
  • 素材を変えたバリエーションを多数リリースしている

各シリーズについて再度確認したい場合は前項までの紹介をご覧ください。

この記事は以上になります。

最後までご覧いただきありがとうございました。