こんにちは、ゆたかみわーくです。
HP(ヒューレット・パッカード)のプレミアムラインであるENVYシリーズの「ENVY x360 13(2019年版)」を購入しました。
この「ENVY x360 13」、同等の性能の他社機種と比べても比較的安価であるにも関わらず、デザインも非常によくて、所有感を大いに満たす製品だと感じています。
旧製品も含め、同シリーズはたくさん紹介されているので、細かい性能の紹介はブログに譲るとして、とにかくカッコいいので、このパソコンはモテPCだと思うんです。
カフェで広げてもMacに負けません・・・いや、勝てます。
そのくらいに。
いったいENVY x360 13のどこがモテるポイントなのか、少しご紹介させていただきます。
【モテるPC】HP ENVY x360 13をレビュー
ENVY x360 13がモテると思うポイントはズバリ次のとおりです。
- 美しく上質な触感のアルミニウム製ブラックボディ
- 絵を描く以上に利用できる2 in 1(コンバーチブル)機能
- ロゴマークで語れるマイノリティ「AMD RYZEN」搭載
- 包み込むデンマークサウンドで魅せる「Bang & Olufsen」クアッドスピーカー
- スマホとさっと切り替えて、USC Type-C充電
- 念願の高精度タッチパッド標準対応
では、それぞれのモテポイントを順番に解説させていただきたいと思います。
美しく上質な触感のアルミニウム製ブラックボディ
一切の無駄を排したシンプルな天板にプレミアムラインの証である直線のみの「hp」ロゴ。
適度な滑らかさを残しつつも上質な触感を再現した梨地処理のボディ。
もうこれに関しては見てカッコよさを感じてもらうしかありませんね・・・ということで他にも写真を。
ずっと見ていても飽きない、上品な美しさがあります。
絵を描く以上に利用できる2 in 1(コンバーチブル)機能
x360という名前が示す通り、ENVY x360 13のディスプレイは360度回るタイプです。
それは公式ホームページにも記載されていることで、特にあらためて語ることでもないかもしれません。
このような機能を「2 in 1」または「コンバーチブル」と呼びます。
コンバーチブルは「変換できる」という意味です。
タッチスクリーンであることも生かして、お絵かきのみに留まらない使い方をサッと実践してみましょう。
ペンを取り出して、写真や画像の修正指示や、文章の添削を行ったり、Webページの情報をクリップしつつ旅行の計画をまとめたり…
おすすめは、Microsoftのデジタルノートブックアプリ「ONE NOTE」を使ってみることです。
ONE NOTEは、手書きデータはもちろん、文章、写真、Webページのクリッピング画像まで、あらゆる情報を一つの画面にまとめることができるので、2in1パソコンでのインプット・アウトプットの作業にピッタリなわけです。
Officeファミリーではありますが無償で提供されており、ENVY x360 13であれば初期状態からインストールされているはずです。
なかなかうまく使いこなせないPCのタッチスクリーン機能ですが、絵を描く以外の創造が実践することができれば、美しいENVYをクルリと回して人前でそれを披露した時の注目度はバツグンです。
デキるやつ度がグッと上がってモテること間違いなしです。
ロゴマークで語れるマイノリティ「AMD RYZEN」搭載
十分に調査されている方はとうにご存知のことと思いますが、ENVY x360 13のCPUはインテルのものではありません。つまりあの青かったり白かったりする「インテル入ってる」シールはPCに貼られていません。
そのかわりに搭載されているのがこのロゴの・・・
AMD(アドバンスド・マイクロ・デバイセズ)のCPUである「RYZEN」です。また、その下には同社のGPU(グラフィックプロセッサ)である「RADEON」のロゴが輝いています。
この違いは語ることができるモテポイントになり得ます。
ここはひとつ、AMDについて知っておきましょう。
AMDは、インテルのセカンドソース(あるメーカーの製品と同じ仕様の製品を正規の契約を結んだうえで製造する)メーカーの一つから始まった、1969年から続く老舗メーカーです。
セカンドソース製品作りを続けるかたわら、独自設計のAPU(Accelerated Processing Unit。CPUとGPUを統合したもの)などを制作していました。
インテルの製造能力向上に伴い、セカンドソースが必要なくなると、ほとんどのセカンドソースメーカーが撤退したのちも、AMDを含む数社は独自プロセッサの開発を続けていきました。
コンシューマ向けCPUはほぼインテルの独占状態であるなか、1999年、AMDは初の商標登録製品である「AMD Athlon」でインテルよりも数日早く1GHzで動作するCPUを発表することに成功しAthlonの性能を順調に成長させていくことで、その人気を博し、5%のシェアを奪取することに成功しました。
こうしてAMDは圧倒的ライバルであるインテルと競い、時に肉薄、あるいは追い越すような性能のCPUの製造を続けています。
RYZENは「Zen」と呼ばれるAMDの最新のアーキテクチャを搭載したCPUで、単純のCPUの性能としてはインテルの同等のCore iX(Xは数字)系を上回るにも関わらず安価なCPUとして、日本でも2017年に発売されました。
メーカーによる既成のPCにおいてはAMDのCPUを搭載している商品はまだまだ少ないのが現状ですが、日本でもPCに詳しい自作派にはその魅力が浸透してきています。
2019年8月時点で最新のRYZENは3世代目となっており、AMDはその性能を順調に成長させてきています(なおENVY x360 13 2019年版に搭載されているのは第2世代モバイル版です)。
今後ますます、RYZENを搭載したENVYのような既成PCも増えてくることが考えられますが、今はまだマイナーです。
そのマイノリティーを武器に、黒ベースの渋いロゴでAMDを、RYZENを語りましょう。
より詳しい内容については、この当行の最後の関連リンクからWikipediaの情報をご覧ください。
包み込むデンマークサウンドで魅せる「Bang & Olufsen」クアッドスピーカー
ENVYのスピーカーをチューニングするBang & Olufsenは1925年にデンマークで創業したオーディオ・ビジュアルのブランドです。
ブランド名の由来は2人の創業者「ピーター・バング」と「スヴェン・オルフセン」それぞれの名前です。
オーディオ機器におけるインダストリアルデザイン(工業デザイン)にも優れていて、サウンドのみならず形も美しい製品が特徴です。
過去の代表的な製品の多くは、北欧デザインの巨匠「ヤコブ・イェンセン」によるもので、数々の製品がニューヨーク近代美術館(MoMA)に展示されています。
そのデザインの伝統的なクラフトマンシップと卓越したセンスは、現在の製品にも継承されています。
ENVY x360 13はクァッドスピーカー(4つのスピーカー)を搭載しており、パソコンの利用者を包み込むようなサウンドを響かせることができます。
備え付けのスピーカーですので、数万円する高級スピーカーにも勝るような音質ということはできませんが、音量を100%にしても割れない音声や臨場感のあるサウンドコントロールはさすがの仕上がりだと思います。
さりげなく再生した音声や音楽、幾何学的デザインのスピーカーグリル(スピーカー部分の網・模様)に「おっ!」と反応する人には、ぜひBang & Olfusenを語ってみてください。
なお同じシリーズでディスプレイが一回り大きい15型であるENVY x360 15はクァッドではなくステレオスピーカーになります。
スマホとさっと切り替えて、USC Type-C充電
ENVY x360 13のUSB Type-Cポートは「Power Delivery」に対応しています。
これはすなわち、公式にはこのようには明記されていませんが、スマホと同じようにUSB Type-Cポートをもちいて充電ができるということです。
カッコいいPCは、ゴツい電源ケーブルを利用せず、充電までもスマートにカッコよくキメたいですね。
ただし、充電には給電側も「Power Delivery」に対抗している必要があります。
「Anker」等のPower Delivery対応充電器を購入して、スマートに充電しましょう。
念願の高精度タッチパッド標準対応
新しいENVY x360 13は、標準で高精度タッチパッドに対応していました。
これにより従来機種と比べて格段に自然で滑らかなタッチパッド操作が可能となり、Windows 10標準のジェスチャー操作にもネイティブで対応することができました。
先代からすでに外見的には完成した美しさを備えていたENVYシリーズではありますが、実はhpのほかの機種の多くでも取り上げられる「タッチパッドでの操作性能が良くない」という課題を残していました。
実はWindows 10までWIndowsノートパソコンのタッチパッドはパッド上での指の動きをマウスの位置情報やショートカットに変換して入力するという仕組みがとられていました。
そのため精度やジェスチャー操作は変換アプリ次第となり統一性がありませんでした。
hpのノートパソコンもその例に漏れず、またENVYの上位シリーズである「Spectre」であってもWindows 10でも高精度タッチパッドに対応していないという状況があり、一部のユーザが強制的に高精度タッチパッドに対応させる方法を試行錯誤している様子などを見ることができました。
そういうわけで、実は私も購入前までタッチパッドの精度を懸念していたのですが・・・購入して設定を確認してビックリ。
なんと最初から高精度タッチパッドに対応していたんですから。
これによりENVY x360 13はよりモテる機種に仕上がっていることは間違いありません。
まとめ
ENVY x360 13のモテ要素について詳しく見ていきました。
まとめますと次の通りになります。
- 美しく上質な触感のアルミニウム製ブラックボディ
- 絵を描く以上に利用できる2 in 1(コンバーチブル)機能
- ロゴマークで語れるマイノリティ「AMD RYZEN」搭載
- 包み込むデンマークサウンドで魅せる「Bang & Olufsen」クアッドスピーカー
- スマホとさっと切り替えて、USC Type-C充電
- 念願の高精度タッチパッド標準対応
性能面について数値的にご紹介することはしませんでしたが、ENVY x360 13はノートパソコンとしての基本的性能はもちろん文句なしで大変コストパフォーマンスに優れた製品となっています。
仕様面での詳細については商品ページでご覧ください。
以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
■追記
しばらく利用してみて改めてのレビューを投稿しました。
よければこちらもご参照ください。
ゲームがどれだけ動くかも検証してみました。
関連リンク
健康を意識する在宅勤務ブロガー。仕事で鬱になりかけて心身を健やかに保つために運動や睡眠が大切だと悟る。大きい犬が好き。
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